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Anylomが小笠原敏晶記念財団 2023年度「インキュベンチャー助成」に採択

更新日:2月16日

2023年12月13日


Anylom株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役CEO 萩原嘉廣)は、公益財団法人 小笠原敏晶記念財団(以下「小笠原敏晶記念財団」)が実施する2023年度「インキュベンチャー助成」に、「カスタムメイド型骨用プレートシステム」が採択されましたことをお知らせします。


インキュベンチャー助成について

小笠原敏晶記念財団(2020年6月より改称)は、科学技術の健全な発展の一助となる助成活動を通じてわが国の産業の発展に寄与することを目的として昭和61(1986)年9月に発足されました。

インキュベンチャー助成は、平成27年(2015)年「大義ある熱い志」をもった起業家への助成活動としてスタートしました。社会経済の健全な発展と国民生活の向上に資すると認められる公益性の高い優れた新製品、生産技術を含む新技術(但し、医薬を除く)の開発プロジェクトを対象に、最大2,000万円が助成されます。

出典:小笠原敏晶記念財団のHP(本公募ページ)を基に弊社で記載


短納期のカスタムメイド型骨用プレートにより、プレートによる骨折治療が普遍的に抱える課題の解決を目指す

プレートを用いた骨折治療では、折れた骨を正常な位置に戻し(整復)、金属製のプレートを骨にあて、スクリューでプレートと骨を固定します。現在は、標準骨に適合するように設計された「解剖学的骨用プレート」をはじめとする量産品が使用されています。しかし、患者毎に骨の形状は異なるため、骨折部位によっては骨にプレートがフィットしないケースがあります。また、既存のプレートではスクリュー穴の位置・方向が製品毎に決められています。その結果、既存品を用いた治療では、正しい整復位を保持したままプレートを骨にフィットさせ、スクリューで固定することが難しいというのが現状です。


患者さんひとり一人の骨の形状に適合するようデザインされた「カスタムメイド型骨用プレート」の開発も行われています。しかし、プレートのデザイン決定に時間がかかることがボトルネックとなり、納期が数週間かかります。現状、待機期間が短い整形外科領域の骨折手術に使用できるカスタムメイド型骨用プレートの実用化は進んでいません。


そこでAnylomでは、医師自らが年賀状ソフト並みの平易な操作でカスタムメイド型骨用プレートをデザインできるソフトウエアを提供することで、プレートのデザイン決定までの期間を10分程度までに大幅に短縮し、国内で製作したカスタムメイド型骨用プレートを医療現場に届けることを目指しています。


Anylomは、インキュベンチャー助成を通じ、一日でも早く臨床現場に製品を届けるべく、カスタムメイド型骨用プレートシステムの製品版の開発を加速します。


Anylom株式会社について

Anylomは、その社名に「誰でも(anyone)どこにいても(any location)、質の高い医療(medical treatment)を受けられる世界を実現する」という想いを込め、2023年に創業したスタートアップです。第一弾として、医師自らが年賀状ソフト並みの平易な操作でプレートをデザイン可能なソフトウエアを提供することで、骨折手術に使用可能な短納期のカスタムメイド型骨用プレートを実現することを目指しています。


名称:Anylom株式会社

所在地:東京都中央区銀座7丁目13番20号 銀座THビル9階

代表者:代表取締役CEO 萩原嘉廣

設立:2023年

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