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AnylomがNEDO 2023年度「ディープテック分野での人材発掘・起業家育成事業(NEP)躍進コースC」に採択

更新日:2月16日

2023年10月19日


Anylom株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役CEO 萩原嘉廣)は、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下「NEDO」)が実施する2023年度「研究開発型スタートアップの起業・経営人材確保等支援事業/ディープテック分野での人材発掘・起業家育成事業(NEDO Entrepreneurs Program:以下「NEP」)躍進コースC」に、「薬事申請に対応したカスタムメイド型骨用プレートシステムの開発」が採択されましたことをお知らせします。


NEPについて

NEDOのミッションである「エネルギー・地球環境問題の解決」と「産業競争力の強化」の一環として、ディープテック分野での人材を発掘し起業家を育成することを目的に、研究開発型スタートアップに対して事業化のための研究開発に係る支援を行うプログラムです。躍進コースは、ディープテック分野で具体的な技術シーズを活用したビジネスモデルを有し、事業化可能性の調査、事業化促進に向けた研究開発、実証の活動を行う者を対象とし、躍進コースCでは、3,000万円を限度に助成されます。

出典:NEDO「研究開発型スタートアップの起業・経営人材確保等支援事業」実施方針及びNEDOのHP(本公募ページ)を基に弊社で記載


短納期のカスタムメイド型骨用プレートにより、プレートによる骨折治療が普遍的に抱える課題の解決を目指す

プレートを用いた骨折治療では、折れた骨を正常な位置に戻し(整復)、金属製のプレートを骨にあて、スクリューでプレートと骨を固定します。現在は、標準骨に適合するように設計された「解剖学的骨用プレート」をはじめとする量産品が使用されています。しかし、患者毎に骨の形状は異なるため、骨折部位によっては骨にプレートがフィットしないケースがあります。また、既存のプレートではスクリュー穴の位置・方向が製品毎に決められています。その結果、既存品を用いた治療では、正しい整復位を保持したままプレートを骨にフィットさせ、スクリューで固定することが難しいというのが現状です。


患者さんひとり一人の骨の形状に適合するようデザインされた「カスタムメイド型骨用プレート」の開発も行われています。しかし、プレートのデザイン決定に時間がかかることがボトルネックとなり、納期が数週間かかります。現状、待機期間が短い整形外科領域の骨折手術に使用できるカスタムメイド型骨用プレートの実用化は進んでいません。


そこでAnylomでは、医師自らが年賀状ソフト並みの平易な操作でカスタムメイド型骨用プレートをデザインできるソフトウエアを提供することで、プレートのデザイン決定までの期間を10分程度までに大幅に短縮し、国内で製作したカスタムメイド型骨用プレートを医療現場に届けることを目指しています。


Anylomは、NEPによる研究開発助成および事業カタライザーによる支援を通じ、一日でも早く臨床現場に製品を届けるべく、カスタムメイド型骨用プレートシステムの製品版の開発を加速します。


Anylom株式会社について

Anylomは、その社名に「誰でも(anyone)どこにいても(any location)、質の高い医療(medical treatment)を受けられる世界を実現する」という想いを込め、2023年に創業したスタートアップです。第一弾として、医師自らが年賀状ソフト並みの平易な操作でプレートをデザイン可能なソフトウエアを提供することで、骨折手術に使用可能な短納期のカスタムメイド型骨用プレートを実現することを目指しています。


名称:Anylom株式会社

所在地:東京都中央区銀座7丁目13番20号 銀座THビル9階

代表者:代表取締役CEO 萩原嘉廣

設立:2023年

URL: https://www.anylom.com/

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